前日からの雨はひまわり号の出発に合わせるかのようにすっかりあがり、恵まれた天候となりました。
5月25日「ひまわり号明石の旅」では障がい者110名、付き添いのご家族37名、ボランティア・スタッフ総勢400名
をのせて全員無事に明石を楽しんでまいりました。
初めて訪れる明石は素敵な一日となりました。
明石駅に隣接する明石公園の木々の緑は、前日の雨の恵みを得ていっそう深みを帯びていました。
明石市立文化博物館には多くの方々が入館され楽しまれました。
また魚の棚商店街では浜あげされたばかりの鮮魚を見て歩きながら、魚の駅で明石焼きを楽しみました。
「ひまわり号」の参加者と観光客や買い物客と混在して賑わった街の様子は普段と変わらない魚の棚の
情景に見えました。
参加の皆様は存分に明石を満喫されたのでないかと喜んでおります。
当日は明石市をはじめ明石市社会福祉協議会の皆様、お手伝いしてくださった明石のボランティアの皆様に大変
お世話になりました。皆様のサポートで困難な場面を乗り越えることができました。
倉敷から介助ボランティアの求めに応じて下さった147名の皆様、医療ボランティアとして旅の安全をサポートしていただい
た15名の医師・看護師の皆様、車内での仮設トイレの設営や明石での細かなサポートをしてくれた33名の設営スタッフ。
長い車内で楽しい雰囲気づくりをしてくれたレクレーションボランティアの皆様。明石で合流した大阪医専の14名の学生
ボランティアの皆様、あなた方は力強く頼もしかったです。ありがとうございました。
協力して下さった方々のお力添えにより成功裏に走らせることができたことを大変うれしく感じております。
これもひとえに日ごろから「ひまわり号」を走らせる運動にご賛同をいただきご支援を賜った皆様のおかげと感謝申し上げる
しだいです。
たった一日の列車の旅ではありますが、「ひまわり号」が走る5月を心待ちにされている方がいる限り、歩みを止めるには
なりません。
障がいのハンディを乗り越えようとする姿と、あふれる笑顔に接する一日は私たちにとってかけがえのない
喜びでもあります。
1985年5月に初めてヒロシマを訪れて以来、回を重ねるごとに満ち足りた喜びと希望を得ております。
来年、25回目の記念すべき「ひまわり号」も更に充実したものにしたいと願っております。
障がいのある人もない人も社会の一員として互いに尊重し支え合いながら、地域の中でともに生活する街とひとづくり
に貢献できることを願っております。
この間の皆様のご支援に感謝の意を表すとともに、今後とも変わらぬご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成20年5月27日
「ひまわり号」を走らせる倉敷実行委員会
会長代行 竹 田 芳 昭
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