チボリの風に躍った、徳島「しらさぎ号」

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 発車前のボランティア参加者のみんなとパチリ。

川崎医療福祉大学のお嬢さんは別のところでおしゃべり中。

 

すだち連の阿波踊り。笛や太鼓に呼応し、身体が自然と動き

出す。聴覚に障がいがあっても太鼓の鼓動でリズムがとれ、手足が動く。

 

 NPO法人徳島ボランティア協会が組織した、3両編成のふれあい列車「しらさぎ号」実行委員会の皆さん約150名

(障がい者50名)は6月8日(日)11時過ぎに倉敷駅に到着しました。

チボリ公園での時間は限られていましたが、参加された皆さんはアトラクションを楽しんだり、ショッピングをしたりと

それぞれのスタイルでチボリ公園での時間を過ごされました。

 

 貸し車椅子の手配から何かとお世話をされた、チボリ公園の矢永さん。「4時間かけて倉敷まで来て1時間半楽しんだら

また4時間かけて帰るんですね」とポツリ。

「それでも倉敷チボリ公園に来たかったらしいですよ、ありがたいですね。」と応えると、頭を下から上にあげて大きな

うなづきを返してくれました。

 

 電動車いすを使用の池添 章 実行委員長は「特別な者が参加しているわけではない。今日この旅にご一緒できることを

喜び、また新たな日々に向かう力を得て、楽しい一日にしたい」と述べられました。

出発時間が近づいた倉敷駅2番ホーム。参加者の皆さんは座席に座って待機中。

いつもお世話になっている三宅 勝倉敷駅長と談笑していると、「集合時間が早すぎたかなー、もっとチボリでの時間が

とれたのかナー」と徳島ボランティア協会 本田事務局長の弁。

参加者のことを一番気にして考えているのは、間違いなくあなたです。

熱い想いと暖かな心に触れた場面でした。

 

ひまわり号ではいつもお世話になっている立場。逆になると見えてくるものもある。

「やってもらって当たり前とか」おごった気持ちはなかったのか。自分自身に問うて、振り返ることができる。

久しぶりに両手を車窓に向かって思いっ切り振っていた。

ゆっくりと帰路に向かう「しらさぎ号」からはあふれそうな笑顔が返ってきた。

 

 

 

 

 

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この記事について

このページは、ひまわり号を走らせる倉敷実行委員会が2008年6月10日 20:20に書いた記事です。

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